株式会社ニコンシステム|Japan

エラー画像(ノイズ)を効率的に検出 アナログテープ品質検査システム VQ-BB20S

製品概要

本製品はソフトウェアベースの映像・音声のリアルタイム自動検査システムです。
アナログテープのエラー画像(ノイズ)は、VTRのテープコンディション検知では発見できません。そのため検査員による再生画像の監視が必要でした。
本製品では、SD-SDI信号をパソコンに入力するだけで、ソフトウェアがエラー画像を自動検査するため、アーカイブ化における目視検査の多大な労力とコストを大幅に軽減します。
同時に、人的な検査では避けられない品質チェックのばらつきを抑え、安定した映像品質を維持します。

特徴・強み

専用のハードウェアを必要としないため導入コストを軽減

本製品はソフトウェアベースのため、専用のハードウェアを必要としません。汎用パソコンを利用して映像・音声の検査が行えるので、導入時のコストを抑えることができます。
システム構成は、評価の開始・停止や検査結果の表示・保存を行う「制御パソコン」と、映像・音声の検査を行う「検査パソコン」から構成されます。

効率と品質を両立させたアーカイブ作業を実現

人が行う目視検査では見落してしまうノイズ画像も自動でリアルタイムに検出します。
検出したエラー結果は、一覧で表示されます。エラー箇所が画像で強調表示され、ノイズの発生箇所をピンポイントで確認できるため、テープクリーニングや再保存の繰り返し作業を大幅に効率化できます。

映像検査

  1. 01
    メルト検出
    テープ再生時、あるラインから信号が読み取れないときにVTRの補正回路が信号を補完するために発生するエラー画像(ノイズ)。
  2. 02
    輝度・クロマ異常検出
    テープ再生時、輝度の信号が欠落したときに発生するエラー画像(ノイズ)。類似としてクロマエラーによるエラー画像(ノイズ)あり。

制御画面

エラー結果を一覧表示、エラー箇所を強調表示

映像アーカイブシステムとの連携

本製品は、他社製アーカイブシステムからの制御が行えるため、検査作業や確認作業を効率的に行うことができます。

接続例

[映像アーカイブシステム ⇔(LAN) VQ-BB20S]:エラー結果、タイムコード、エラー箇所 → [VTR ⇔(SD-SDI)エラー検出VQ-BB20S] → XDCAMLTO など

接続した映像アーカイブシステムから以下の操作が可能です。

  • 検査制御:操作開始/操作停止。
  • 状態監視:準備中/検査中/検査停止中
  • エラー表示:エラーの種類/エラーの位置(タイムコード)
  • 「検査項目の指定」
    • 映像検査 メルト、輝度・クロマ異常
    • 音声検査 無音、ピーク

仕様・動作環境

仕様

映像入力信号 SD-SDI
音声入力信号 エンベデットオーディオ(48KHz 16bit 4チャンネル)

動作環境

OS Microsoft Windows 10 Proffesional/Enterprise(64bit)
CPU Intel Core i7 コア数4以上 2.8GHz以上推奨
メモリ 8GB以上推奨
  • 掲載情報は、2020年4月現在のものです。内容は予告なく変更する事があります。
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