株式会社ニコンシステム|Japan

映像のノイズをリアルタイムでチェック ベースバンド・コンテンツ品質検査装置 VQ-BB25

製品概要

過去の膨大な映像データをアーカイブ化する作業では、映像品質のチェックが重要です。本製品は、シリーズ製品「VQ-BB10」の「テープノイズ検出」機能を強化。アーカイブ化向けに機能を絞り、運用し易い製品に仕上げました。
アーカイブ作業における目視検査の多大な労力とコストを軽減すると同時に、人的な検査では避けられない品質チェックのばらつきを抑え、安定した映像品質を維持します。

特徴・強み

効率と品質を両立させたアーカイブ作業を実現

人が行う目視検査では見落してしまうノイズ画像も自動でリアルタイムに検出します。検出結果は一覧で表示され、ノイズがどこに発生したのかを画像で確認できます。
ノイズの発生箇所をピンポイントで確認できるため、ノイズ検出時のレポート作成時間を大幅に効率化できます。

検査項目

  1. 01
    映像検査
    • テープノイズA1~A5、B1~B2…テープ特有のノイズを自動検出します。
  2. 02
    音声検査
    • 無音・瞬間無音…閾値以下の音声を無音として検出します。
    • サンプルピーク…画像の1フレーム期間内で1サンプリング以上の閾値を超えた場合に検出します。

充実した表示機能でノイズ内容の確認がしやすい

検査結果は一覧で表示されます。ノイズ検出された映像はサムネイルで表示され、音声波形も表示されるため、簡単にノイズの内容を確認できます。また検査項目のフィルタリング機能により、不要な項目を非表示にして、一目で検査結果を確認できます。

ノイズレポート出力機能により報告作業を大幅に削減

検査結果をHTML形式のファイルとして出力できるため、レポート作成の時間を大幅に削減できます。
さらに検査レポートをアーカイブ素材と一緒に保存しておくことで、アーカイブ素材を利活用する際に素材品質を的確に伝えることができます。

導入・運用が容易

VTR:1080/59.94/i → [HD-SDI] → VQ-BB25 → [USB3.0] → PC → ノイズ箇所の確認、ノイズの検知の閾値設定、ノイズ情報をファイル出力

VQ-BB25本体にVTRデッキと専用ソフトウェアをインストールしたパソコンを接続するだけで利用できるため導入・運用も容易です。

課題・活用事例

課題

課題・お悩み
過去に制作したテープ素材をアーカイブ化したいが、目視検査では人手がかかる上、担当する検査員による品質のバラツキが発生してしまう。また、ノイズの検出箇所を記録するためのレポート作成に時間がかかってしまう。

効果

安定した映像品質
本製品を用いることで、映像ノイズや、無音、サンプルピークの検査が自動化できるので、練度の高いスタッフでなくても、品質チェックのバラツキを抑え、映像の質を維持したアーカイブを実現できます。検出されたノイズのレポート作成は、ノイズレポート出力機能により大幅に削減できます。

仕様・動作環境

ハードウェア

入力信号 映像:HD-SDI 1080/59.94/I
音声:エンベデッドオーディオ(48kHz 16bit 8チャンネル)
通信仕様 USB3.0
外形寸法 483(W) × 133(H) × 365(D)mm
質量 6.2kg
電源 AC100V(50/60Hz)
動作温度 0~40°C

ソフトウェア

OS Microsoft Windows 10 Proffesional/Enterprise(64bit)
CPU Intel Core i7(第6世代)以上推奨
メモリ 16GB以上推奨
  • 掲載情報は、2020年4月現在のものです。内容は予告なく変更する事があります。
  • Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標登録です。
  • その他記載された会社名、製品名等は、各社の登録商標もしくは商標です。
  • 製品・サービスについて詳しく知りたい
  • 製品の評価ライセンスについて知りたい
  • 見積もりを取りたい
製品お問い合わせ

メールで問い合わせる