Case Study
マルチカメラコントロールシステム
撮影機材を制御し、3Dモデル作成に有効な多視点・同時撮影を省力化
物体の多視点撮影とフォトグラメトリー※による3Dモデル制作に有効な、複数台のカメラによる同時撮影をコントロールするソフトウェアです。
※被写体を様々なアングルから撮影し、その画像データから3DCGモデルを作成する手法。
- 業種
- メーカー、コンテンツ制作会社、ゲーム制作会社、ECサイト運営
こんな悩みをお持ちの方におすすめ
- ISSUE 01
- 自社コンテンツに3Dモデルを取り入れたいが、そのためのシステム導入や人材教育のコストを抑えたい。
3Dモデル制作に必要な同時撮影により制作作業を効率化
3Dスキャナのような特殊な機材ではなく、カメラを用いて被写体を多視点で撮影したデジタル画像から高精度な3Dモデルを作成する手法を「フォトグラメトリー」と言います。動かない製品であれば、カメラを少しずつ移動させることで多視点の撮影が可能ですが、人物などの3Dモデル作成には、複数台のカメラで同時撮影したデジタル画像が必要となります。従来、その撮影やセッティングには、専門的な技術と多数の人員を必要としました。
そうした高精細な3DモデルのCG制作を効率化したいという声に応えて誕生したのが、本製品です。複数台のデジタル一眼レフカメラで、被写体を多視点から同時撮影する技術をソフトの機能として搭載。パソコン1台で最大12台のカメラをコントロールできます。

3Dモデルに必要な高細密で多視点の撮影を可能にする

高品質な3Dモデリングのためのフォトグラメトリーには、高細密な画像データを多視点で同時撮影する技術が必要です。撮影現場では、数十台から100台以上のカメラのコントロールが必要なこともあります。本システムには、そうした撮影の設定に必要な機能が搭載され、ライブビューによる画角(撮影範囲)の確認や、リモートでの各種カメラ設定、同時撮影をパソコン上で行うことが可能です。
3Dモデルの制作作業を効率化
今後、様々な分野で3Dモデルが必要とされます。以下はその一例です。いずれも本製品の同時撮影機能により3Dモデル制作を効率化します。

バーチャルショールーム
バーチャルショールームでは、実画像をもとにしたVRコンテンツを増やすことが急務の課題です。本製品を使えば、被写体を複数台のデジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラによって多視点から同時撮影し、VRコンテンツを効率良く制作することが可能です。

ECサイト
従来、多方向からの商品撮影にはターンテーブルなどが用いられてきましたが、「時間がかかる」「商品サイズが限られる」などの課題がありました。本製品を使った複数台のカメラによる同時撮影はこれを解決。さらに、360度ビューのコンテンツ制作をシステム化し、効率良く作業を進めることができます。
ニコンシステムでは、画像解析や画像送信など、画像データを活用するための商品を多数揃えています。お客様のご要望に合わせ、本システムをベースとしたカスタマイズや、撮影後のデータ処理(画像処理・画像解析など)も含めたシステム構築など、マルチカメラコントロールシステムを活用したソリューションをご提供することも可能です。
White Paper
関連資料
Services
Contact
製品お問い合わせ
- ・製品・サービスについて詳しく知りたい
- ・見積もりを取りたい
- ・製品の評価ライセンスについて知りたい