株式会社ニコンシステム|Japan
Crosstalk クロストーク

Talk 01 画像認識・処理 ハードウェア・FPGA カメラだけじゃない!ヘルスケアシステム事業に関わる仕事のやりがいとは

ニコングループにおける長期成長領域として位置づけられ、次世代の可能性を探るヘルスケア事業。カメラや半導体と異なる新たな領域にチャレンジしていくからこそ感じられる、やりがいや難しさ、求められるスキルとは。開発チームを支える4人のメンバーに語ってもらいました。

プロフィール

プロジェクトリーダーM.T
2012年入社
  • キャリア入社
プロジェクトリーダーT.H
2001年入社
  • 新卒入社
ITエンジニアS.K
2011年入社
  • キャリア入社
ITエンジニアT.Y
2017年入社
  • 新卒入社

ニコンシステムの新たな取り組み、ヘルスケアシステム事業とは

写真は出向者2名と現地開発メンバーの様子

T.H:
ヘルスケアシステム事業は、ニコンシステムの数ある事業の中でも新しい分野です。親会社であるニコンやニコングループの海外企業とともに、眼科機器といった医療機器や生物顕微鏡の開発を行っています。
M.T:
私たちニコンシステムのメンバーは、そうした機器開発において、「ソフトウェア」や任意の設計が可能な集積回路を持つデバイス「FPGA」の開発などをメインで担当しています。
T.Y:
このヘルスケア事業はニコングループ全体の中でも長期成長領域に位置付けられていて、今後の発展が期待されている分野でもあります。求められる結果は大きいかもしれませんが、その分挑戦のしがいもあるんですよ。
S.K:
カメラや半導体といった、グループとしての下地がない分野でもありますから、自分たちが主導で実現への道のりを考え、進めていけるのも魅力の一つですね。昔の知識や技術を進化させるのではなく、ゼロから新しいものを作りあげていく作業は、エンジニア冥利に尽きます。
T.H:
部署内からグループの海外企業に出向しているメンバーもいますし、現地の開発者との連携も必須です。まさしくグローバルな仕事で、日々たくさんの刺激を貰うことができる環境です。

ヘルスケアシステム事業に携わる仕事のやりがいと難しさ

S.K:
ヘルスケアという名前が示す通り、製品開発を通して、人の健康や生活に大きな影響を与えることができるのは、仕事をする上でのやりがいにつながっています。
T.Y:
その気持ちはすごくよくわかります。私も元々はカメラに携わりたいという気持ちからニコンシステムに入社しましたが、それよりも強い想いとしてあったのが、「人々の幸せな生活を作りたい」というものでした。結果的にその二つの想いが叶えられている今の環境は、とても恵まれていると思います。
M.T:
もちろん、やりがいと比例する形で、責任や使命感というプレッシャーの部分も大きくはなります。特に安全面に関していえば、人体に直接影響するものを作っているからこそ、“万が一”も許されないということです。単にソフトウェアに関する知識や技術だけでなく、医療規格などの専門的な知見も同時に磨いていく必要があるんです。
T.H:
担当領域が広いのは大変ではありますが、幅広い分野の技術や知識に触れることができるため、知的好奇心はとても刺激されますね。これも、ヘルスケアシステム事業という新しい取り組みに携わるからこそ得られるメリットではないでしょうか。海外企業やニコンともつながりながら、横断的に情報が集まってくるので、常に最新の技術や考え方にアップデートしていけるんですよ。
S.K:
みんなで一緒に勉強していこうという空気や風土が根付いているのも良いですよね。
M.T:
確かに、私たちの部署は良い意味でガヤガヤしていて活気があります。ルーチン化していない作業ばかりですから、社内SNSでも絶え間なく情報が飛び交っていますし、自然とコミュニケーションが活発になるのかもしれません。

新しい分野にチャレンジするからこそ求められるもの

T.Y:
例え若手であっても積極的に意見が求められ、自分の意志や考えを持って行動していく必要があります。そういう意味では、指示待ちの姿勢でいたい人よりも、自立してどんどん前に進んで行きたい人の方が活躍できると思います。前例のないことにチャレンジする機会も多いですから、そこに経験やスキルの差はほとんどありません。
T.H:
ある程度の度胸は必要になるでしょうね。海外とのやりとりでは英語を使う機会も多いのですが、そこで求められるのは卓越した英語力ではなくて、伝えようとする意志の強さなんですよ。
M.T:
こちらが「伝えたい」と思っているのと同じように、相手も「知りたい、聞きたい」と思っています。最終的には身振り手振りでも構いませんが、大切なのは要点をきちんとまとめることですね。専門用語やネイティブならではの言い回しなども確かに存在しますが、それはあくまで言語であり、意思を伝えることとはまた別なんです。
S.K:
最近は便利な翻訳ツールもありますしね。そういう点では、「グローバルな仕事がしたいけど英語が苦手で…」と思っている人も心配いりません。どうしても不安なときは、英語ラーニングシステムで勉強することもできますし、まずは一歩踏み出す勇気を持つことが一番です。

ニコンシステムで活躍できる人物像

T.H:
私はグループリーダーとしての職務も担当していますから、関連部署のスケジュールやアサイン、メンバーの状況などにも常に気を配るようにしています。部署や会社をまたいで横断的に事業を進めていかなければなりませんから、開発一辺倒にならない視野の広さもあると、より仕事がしやすくなるのではないでしょうか。
M.T:
社内では、ファシリテーションが重視されていますね。自分の意見を伝えるだけでなく、いかに相手の意見を引き出せるか。やりたいことを実現するためには、自分だけでなく周囲の人々の考えや意見を吸収していかなければなりません。これもある意味必須なスキルだといえると思います。
S.K:
確かに開発作業って、入り込みすぎてしまうと一人で堂々巡りしてしまうケースも少なくありませんからね。そういう時は、一度PCから顔を上げて、周りの人とコミュニケーションを取ってみる。仕事以外の話題でもいいんです。そうすると頭も気持ちもリフレッシュされて、詰まってしまっていた課題がスッと解決したりすることも多いですね。
T.H:
自分たちが知った新しい情報が、実は他の部署では既存の技術だった、なんてこともあり得る話ですから、やっぱりコミュニケーションは大切です。自分だけでなく、人に頼れるというのも才能の一つなんですよ。

就活中の皆さんへメッセージ

T.Y:
今の自分の経験や知識を活かそうとすることはとても大切なことです。一方で、それに縛られてしまって、視野や選択肢を狭めないようにして欲しいとも思います。実際、仕事で必要になる知識は、学生時代にすべてを学べるわけではありません。むしろ社会人になってからが本番。1日8時間の仕事時間がすべて勉強時間になっているといっても過言ではないんです。だからこそ、自分がそれだけの熱意や興味を持って取り組むことができる仕事や会社を選んでください。
M.T:
ニコンシステムは教育に対する制度や文化がしっかりと根付いており、若いエンジニアが大きく成長できる環境が整っています。ニコンというグローバルなグループならではのさまざまな事業に関わっていくことで、広い知見や技術を身に付けながら、より自由に羽ばたいていくことができるでしょう。どう成長していくかは、自分次第です。
S.K:
やりたいことをすぐに決めてしまうのではなく、幅広い視野でいろいろな分野に挑戦してほしいと思います。そこで、自分とは異なる価値観やスキルを持った人々と交流ができれば、それだけ自分の限界値を広げることができるはずです。そうして自分自身が変わっていけば、仕事だけでなく人生そのものを豊かにしていけるのではないでしょうか。
T.H:
私たちは現在医療機器の開発に携わっていますが、社内にはカメラ、半導体など、さまざまな部門があり、活躍の幅は非常に広く用意されています。ニコンの仕事はレベルの高い仕事ばかりで、大きく成長できることは間違いありません。就活には苦労も多いと思いますが、粘り強く、決して妥協せずに取り組んでください。その努力の先に、ニコンシステムを選んでもらえれば幸いです。