株式会社ニコンシステム|Japan
Interview 社員紹介

ロボットを「自分で動かす」
ことの面白さ

インダストリアルシステム事業ITエンジニア
2011年入社情報環境学専攻
  • 新卒入社
  • 精密制御
  • ロボット

ソフトだけではなく、ハードにも影響を与える開発がしたい

子どもの頃からパソコンをさわるのが好きで、情報系の大学へと進み、プログラミングを中心にネットワークやエレクトロニクスなどを幅広く学んできました。そうした学びの中で、実際にモノを動かすソフトウェアの開発に携わりたいという気持ちが強くなっていきました。
そんな時に、趣味で購入したニコンのD90という一眼レフカメラの完成度の高さに感動し、自分もこの製造に関わる仕事がしたいと思ったんです。ちょっとした偶然の重なりではありましたが、これがニコンシステムへの入社を希望するきっかけになりました。

入社してから今に至るまで、ニコンの生産設備に関するロボット制御等のソフト開発を担当しています。その後異動を経て、現在は3次元計測にも携わるようになりました。当初興味を持っていた「直接的にカメラを作る仕事」ではありませんが、半導体露光装置のレンズやカメラ用レンズの検査装置など、製造ラインを支える重要な仕事ですので、やりがいも大きく、新しい分野としての興味も尽きません。制御対象となるロボットは、多関節のアーム形状をしたものや直動軸を組み合わせたものなどさまざまなタイプがあり、当然、制御するためのインターフェースもばらばらです。これらをまとめ、いかに効率よく、かつ精密に目的の動作を作り上げるかを試行錯誤して「自分で動かす」ことを実現する面白さは、これまでの仕事を通して実感するようになりました。

技術の最先端に立つやりがいと責任

ロボット制御に関する仕事は、規模が大きい分、責任も重大です。過去に担当した装置で私のプログラミングにミスがあり、お客様にご迷惑をお掛けしてしまったことがありました。その時は、上司や先輩に助けてもらいながら自分のミスとしっかり向き合って精一杯の対応を行ったことで無事に解決でき、その後も変わらずそのお客様から仕事の話をいただくこともあります。普段から責任ある行動で誠意を見せられれば、たとえ失敗があったとしてもお客様との関係性は簡単には揺らがず、次につなげることができるということを学びました。私の身の回りには、お客様との信頼関係を築き上げることで重要な仕事を任されている人がたくさんいることもあり、この時の経験は今でも大切にしています。

常に新しい技術の最前線に立てることも、この仕事の魅力です。例えば3次元計測であれば、計測したデータの精度を高めるためのオープンソースが日夜開発されています。それらを実際に試しながら、実用性をチェックし、成果をまとめていくんです。市場の動向などを見据えながら最適な技術を導入していくことは、会社全体の成長にも大きな影響を及ぼすため、自然とモチベーションも高くなりますね。

のびのびと成長できるからこそ、目標は大きく

入社前は、「会社というものは堅く、厳しい上司や難しい仕事が当たり前」と思っていました。しかし、ニコンシステムはむしろその逆で、先輩・上司はみんな優しく、和やかな空気の中で仕事をすることができます。心に余裕を持って仕事ができるので、柔軟なアイデアが生まれやすいですし、技術の習得にも積極的になれると思います。

また、ニコンシステムには、その道のプロフェッショナルと呼べるような人たちがたくさんいます。私はそうしたスペシャリスト達をより輝かせるようなまとめ役、リーダーを目指していきたいと思います。そのためには、技術的な知見はもちろんですが、人間関係の幅もどんどん広げていかなければなりません。

入社した頃がそうであったように、未知の分野であっても積極的に挑戦し、その過程で得られる人々との出会いやつながりを大切にしていきたいと思っています。そうして、仕事としてだけではなく、一人の人間として尊敬を集められるような存在になりたいです。