株式会社ニコンシステム|Japan
Interview 社員紹介

光学シミュレータで
カメラレンズの
設計・評価に貢献

デジタルメディア事業プロダクトリーダー
2003年入社物理学専攻
  • 新卒入社
  • アルゴリズム・光学解析
  • 画像認識・処理

一人ひとりに向き合う社員のあたたかさに惹かれて

物理学が好きだった私は、大学では炭素の一種であるグラファイトの物質特性を解析する研究をしていました。そこで初めてプログラミングに触れ、コンピューターを使えば人の手では計算できない膨大な量のデータを扱えることを体感。プログラミングの奥深さに魅了されました。

就職活動では、生活で利用する身近な製品に関わりたいと思い、メーカーを中心に応募。中でもニコンシステムは、面接でしっかりと自分のことを理解しようとしてくれ、「こんな人たちと一緒に働いてみたい」と思って入社しました。入社後の研修期間ではC言語やC++、Javaをはじめとするプログラミングの基礎を学びました。4人ごとのチームに分かれて一つのソフトウェアを開発する演習では、皆と力を合わせて目標を達成するやりがいを実感。研修内容が充実しているため、プログラミング未経験でも活躍している社員がたくさんいます。

初挑戦の分野で成長を実感

現在は、光学シミュレータの開発に携わっています。光学シミュレータとはカメラのレンズ設計・評価に使われるソフトウェアで、レンズを試作せずとも撮影した写真のボケや質感をシミュレーションできるものです。これは、ニコンの製品開発行う上で、欠かすことのできない大切なシステムです。私は、これまで使われていた光学シミュレータのリニューアルプロジェクトを任せてもらい、より高速かつ高精度にシミュレーションできるシステムを開発。週1回開催される定例ミーティングで、ニコンの目標や要望、イメージをヒアリングし、3年をかけてアプリをリリースすることができました。

それ以前は、カメラ内部の画像処理に関わるシステムの開発を行っていましたが、光学レンズに関連する業務に触れたのはこのプロジェクトが初めてでした。まずは専門用語から覚える必要があったので、光学に関するwebサイトや書籍を読みながら勉強して知識を深めました。また、光学シミュレータを開発するのも初挑戦で、ワクワクしながら開発を継続しています。年次を重ねても新しい分野にチャレンジできる環境なので、刺激を受けながら成長を実感することができています。

困った時は助け合いながら課題を解決するやりがい

ソフトウェア開発は一人で完結できるものではありません。困った時には周りに協力を仰ぎ、時には後輩に相談することもあります。解決に向けて進むためには、課題やその背景をみんなで共有しておく必要があるので、社内でも社外でも、普段のコミュニケーションの質を意識するようにしています。

ニコンシステムには人柄がよく優秀な社員が大勢います。最先端の技術を取り入れた開発は苦労することもありますが、その大変さも楽しめる好奇心旺盛な方にとっては、うってつけの環境だと思います。私もその環境の中で、日々技術力を磨いていきたいと思います。