株式会社ニコンシステム|Japan
Interview 社員紹介

「生涯技術者」として
チャレンジを続けられる環境

ヘルスケアシステム事業ソリューションコンサルタント
2009年入社電気工学専攻
  • キャリア入社
  • 画像認識・処理
  • ハードウェア・FPGA
  • ロボット

あらゆる分野の技術に挑戦できる環境が魅力

子どもの頃から電子工作が好きで、モノづくりに携われる電機メーカーへの憧れがありました。大学では画像処理の研究室に所属していたことから、新卒では大手電機メーカーに就職し、デジタルカメラやビデオカメラのASIC開発、ソフト開発に従事しました。その後、結婚を機に東京での就職を目指して、ファクトリー・オートメーションを扱う企業に転職。画像処理装置のASIC開発をはじめとした仕事内容は面白いものの、多忙を極めていたことや、自分が望む働き方やキャリアとのギャップを感じたため転職を考えました。そんな時に、ワークライフバランスが取りやすく、画像関連のASIC開発やソフト開発に関われるニコンシステムに出会い、入社を決意しました。

ニコンは幅広い事業を展開しているので、ニコンシステムの技術者は、さまざまな分野の技術に触れられるチャンスがあります。新たなプロジェクトに関わるたびに、自分の知らなかった分野の技術を習得できますし、既存製品に携わる場合は製品の技術情報を元に勉強できるので、技術者として成長しやすい環境ではないでしょうか。また、優しい社員が多く、いろいろな知識を持ったプロフェッショナルが社内にたくさんいるのも当社の強みです。最先端技術から専門以外の技術まで、社内の人脈を活かせば幅広い情報が得られるのも魅力ですね。

ゼロからの開発、海外出向―幅広い経験を積み成長できる

印象に残っているプロジェクトは二つあります。一つ目は、入社後すぐに担当した映像検査装置の開発プロジェクト。これはニコンシステムの自社製品で、テレビ局や映像コンテンツ制作会社などが、テレビで放送する映像の品質を自動検査するために利用されるものです。実は漠然とした方向性のみが定まっており、具体的な仕様は決まっていない案件だったので、お客様が求める映像検査へのニーズを把握することから始めました。当初想定していた映像の品質評価ではなく、ノイズを検知したいという共通のニーズを見つけ出し、仕様を決定。画像処理のアルゴリズムを開発し、約3年間にわたり試行錯誤して、ようやく製品化できた時は大きな達成感を味わえました。

もう一つは、目の検査に用いる眼底カメラの開発プロジェクトです。このプロジェクトでは2年間イギリスに出向したのですが、共同開発を開始するタイミングであったため、ソースコードの管理方法やデバッグ環境、開発方針を現地の開発者と議論して手順を決めるところからスタートしました。その後、現地の開発者と日本の開発チームと連携しながら開発を進めていく中で、眼底カメラのソフト開発やFPGA開発に関する新しい知識を身につけることができ、成長を実感できました。現在も眼底カメラの開発に携わり、現地の開発者とも連携しながらプロジェクトを推進しています。

これらの経験で学んだのは、本来あるべき姿を明確にしたうえで論理立てて考えることの重要性。スタートを間違えると、その後のプロジェクトがまとまらず、やみくもに試行錯誤することになってしまいます。チームで仕事をするときは、あるべき姿を共有してコミュニケーションを取ることを心がけています。

無限に広がる技術の世界で、生涯技術者として成長したい

自身の成長と後進育成のために、技術部会でロボット制御の勉強会の講師をしています。実は私も未経験の分野でしたが参考書籍を読み込んで理解し、それをかみ砕くところからスタートしました。好奇心が強く勉強熱心な社員が多いので、互いに刺激を受けながら成長していける環境ですね。今では、技術部会で検討した内容が新人の教育プログラムに組み込まれるなど、活動の幅を広げています。

私の目標は、生涯技術者であること。技術は日々進歩しており、今までなかった製品が生まれ、それらがネットワークでつながるのが当たり前になってきています。また、ロボット制御やAIといった新しい技術分野も盛り上がっており、技術者として成長できるフィールドはますます広がりを見せていると感じています。無限に広がる技術の世界は終わりがありません。できなかったことが、できるようになる。この喜びを味わうために、技術の世界の旅を一生続けたいのです。

ニコンシステムには、さまざまな技術にチャレンジできる環境が用意されています。ぜひ自分のやりたいことを考えて、勉強を繰り返し、会社の中で思う存分あなたの力を発揮してください。技術者が技術者であり続けられる当社で、ともに成長しましょう。